レスキュー研究会③

SMSCA遭難対策委員長の瀬藤さん主催のレスキュー研究会に参加してきました。
三回目は、研究会課題が与えられ、午前に課題についてどういう考えに基づいてどういう行動をとるのか、午後には実際に岩場での実演をおこなった。
27名が参加して、グループ4チームに分かれて、それぞれで検討。
課題は、簡単に説明すると、
ハングしている壁のルートを登攀中、1p目の壁でトップが落ちて、片腕負傷、出血多量。
40mロープだが、半分以上でていて、ロワーダウンするロープの長さが足りない。
1p目テラスから下のとりつきまで30m以上ある。
私のチームが午前中に考えたプランは、2つ。
最終的に採用された私のチームのプランは、
ビレーヤーは、両方のロープを仮固定して自己脱出、壁に近くテラスに降りやすいロープAにトップの荷重を移しておく。
Aをクレムハイストで固定し、その上でそのロープを8の字で固定。
Aにプルージックを結び、墜落者の元へ。
そして、出血を止めるために、圧迫止血で応急処置。
それから、固定ロープの一番上の支点まで行き、そこの支点でロープを固定。
そこから墜落者の近くに戻り、そのあたりにある2カ所の支点から、懸垂下降する支点をつくる。
墜落者に結んであるロープBを切断し、そのロープを懸垂支点にセット。
懸垂してもテラスに降りられるように、ビレーヤーのハーネスと固定Aをヌンチャクでつないでおく。
振り分け懸垂の準備をし、墜落者のロープAも切断。
懸垂して1p目テラスに降り、ロープBを回収して、そのBをテラスの支点に固定して、1本で振り分け懸垂。

午後、岩場でそれぞれのチームが自分たちで考えたことを実演した。

時間がなくて、1グループ、それぞれ1回だけで、振り分け懸垂は次回の持ち越しとなった。

内容としては、これまで講習会でやってきたことだったので、問題はなかったが、救急法はあんまり覚えていなかったので、その練習が必要だと感じた。
アルパインクライミングをする方は、習得しておくべき技術だと思うので、興味がある方は、リーダー部O部長に声をかけてくださーい。

記:ryuji

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