孤高のブナ

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

仁田元川を遡行し、「孤高のブナ」様にお会いしてきました☆

日本初の公害事件、「足尾銅山鉱毒事件」。

今から約120年前、栃木県と群馬県の渡良瀬川周辺で起きたが、水の流れに伴って公害被害はさらに拡大した。

その事件と真っ向から向き合ったのは、田中正造先生。

日本でさえも、真に命をかけてご尽力された政治家は少ないが、田中正造先生は間違いなく真の政治家の御一人。

「真ノ文明ハ 山ヲ荒ラサズ 川ヲ荒ラサズ 村を破ラズ 人ヲ殺サザルベシ」

環境問題に取り組んでいる方々に、田中先生のお言葉をしっかり理解してもらいたい。

中倉山の稜線を歩いた方は、稜線を境に景色がまったく違うのを見ることができる。

その稜線に神々しくあられるのが「孤高のブナ」。

「足尾銅山鉱毒事件」の毒ガス(亜硫酸ガス)等によって被害を受けながらも、現在も雄々しく時を刻んでおられます。

奇跡と評されるほどの「孤高のブナ」の存在に、わたしたちはなにを思えば良いのだろうか?

あなたがそこにいるだけで、私は歴史を感じられます。

あなたがそこにいるだけで、私は自分をみつめられます。

あなたがそこにいるだけで、私は生きていく意味に触れられます。

あなたに出会えたことは、奇跡です。

生を受けられ、今生きていられることに感謝です☆

足尾銅山鉱毒事件

記:ryuji

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です