飯坂温泉と滑川温泉

もくじ

<飯坂温泉>旅館翠月

旅館翠月に宿泊。

旅館翠月

泉質 単純温泉 無色透明・無臭

泉温 58.5℃

Ph値 8.48(弱アルカリ性)

1900年の名湯!

奥州三名湯の一つ(cf鳴子温泉 秋保温泉)

古くは、「鯖湖の湯」と呼ばれており、伝説ではヤマトタケルが東征の際に、この地で湯治したと言われている。

西行法師も訪れたことがあり、「あかずして 別れし人のすむ里は 左波子(さばこ)の見ゆる 山の彼方か」と詠み、「鯖湖の湯」という名が定着したとされている。

到着するや否や、温泉ソムリエの血が騒ぎ、すぐさま湯へ。

熱いと聞いていたので、左足をぴちゃり・・・

ギャー! 熱いぃ! 熱すぎるっ!!!

を三度繰り返し・・・ダメね。

やばいっ、堪能できない・・・

夏油温泉の大湯との戦いが蘇る。

熱湯スイッチを入れるため、頭から温泉をかける・・・

ヒー!

熱い!

これ、もしかして・・・ハーフ(50℃)いってない???

なんにしてもっ、

鹿の湯(那須)の48℃は、絶対に超えてるよっ!

で、再度・・・

両足行けたが、0.9秒殺。

次に、

シャワーで頭から水をかけかけ、トライするが・・・

んー、ダメ。。。

もう、体育座りで放心状態。。。

水のホースが目に入ったが、源泉かけ流し様にそれは邪道すぎる・・・

私にはできない。私にはできない・・・

そこへ、日本酒で気持ちよくなっているY氏登場。

Y氏トライ。

これ、熱すぎじゃない?

水入れるわ。

なんと素晴らしいお言葉!

持つべきものは、Y氏の隣人ね。

というわけで、

とりあえずは、入湯することができました。

ヤマトタケル様は、この湯に入って、戦いの疲れを癒したとされているが、この熱湯に入れたら、それも頷ける。

<飯坂温泉>公衆浴場編

長い戦いを終え、部屋に帰ると、

仲間たちが、公衆浴場、温泉番付があるから、行ってみようという話をしだした。

えっ、無理でしょう。

絶対、無理よ。

旅館でこれだよっ!

横綱なんか、ヤバすぎだって!

という私の意見もほぼほぼ無視で、公衆浴場の旅へ。

さすがに、東の横綱は一番熱いのでやめておこうということになり、西の横綱へ。

おー、モエ系ポスター。

真尋ちゃん、かわいい顔して、まじで、熱いよ~。

69.3℃!!!

そんな温度では、お茶でも飲めないし・・・

ここまで歩いて来たんだから・・・と、

見て帰るだけを覚悟して入館料として、200円支払い、入場~・・・

どーん!

49.2℃。

ん?低い?

いやいやいやっ、

69.3℃よりは、ずいぶんと優しくなっているけど・・・

49.2℃よ!

ちっきしょう、この野郎と思いながら、ガラガラすると、

中には、地元民らしき長老二人。

んんんっ!?

どぼどぼさせているではないですかっ!水をっ!

これならいけると、入湯すると、やっぱり、熱いけど、大丈夫V。

体感44℃かな。

どぼどぼ水を頭にかけーの3セット、無事完了!

長老たちよりもちゃんと入ったことを誇りに思い、西の横綱を後にした。

結論!

飯坂温泉の源泉かけ流しは、ヤマトタケル様しか入れない。

<滑川温泉>

前川大滝遡行後、下山先にあるのが滑川温泉。

滑川温泉 福島屋

3つの自家源泉・・・

不覚にも後で知って、後悔。

岩風呂しか、入湯しなかった。

体感温度40℃くらい。

少々硫黄臭、白濁。

私の肌に優しい。

二日酔い沢登りの後で、温泉分析表すら見なかった・・・反省。

檜風呂は見ただけだけど、貸し切りになりそうな広さの浴槽で、混浴ながら、女性が占領してれば男性は近づけなく、落ち着いて入れるだろう。

一目散に、岩風呂へ向かい、露天風呂の解放感を堪能。

横に沢が流れているので、すぐに天然の水風呂に入れる。

ゆったりと、自然の中で、温冷3セット。

岩の上にも横になれるので、容易にトトノウことができるだろう。

約1時間、沢登り後の幸せなひとときだった。

滑川温泉、普通に泊まりにくるのも良いと思った。

素晴らしい、優しい温泉。

いつか、ゆったりと泊まりに来たい。

<おまけ>

滑川大滝120mにて、

「祓え給い、清め給え、神ながら守り給い、幸わえ給え」

記:ryuji