勉強会(剛のあれやこれや)
「霧の旅会」による低山登山とハイキングの始まり

1.はじめに 明治38年に日本山岳会が創立されて以来、日本の山登りは日本アルプスの探検的登山が主流となり、大正時代になると大学の山岳部も台頭してくるが、北アルプスの積雪期が主流となる。これらの登山の大半は地元猟師をガイド […]

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日本の岩登りの革命児達 第二次RCCの活動と歴史

1.はじめに 日本の岩登りの歴史は昭和32年(1957年)3月、先年惜しくも滝沢リッジで遭難死した吉尾弘が谷川岳一の倉沢の滝沢を積雪期に原田輝一と初登攀したことにより大きく変化する。この積雪期の滝沢の登攀は昭和初めに日本 […]

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ヒマラヤを開拓した3人のアルピニスト

1.はじめに 過日久しぶりに分厚い本「高い山はるかかな海」と言う、W,H,ティルマンの伝記を読んだ。 ティルマンは登山家として戦前活躍した英国人で、戦前はヒマラヤのナンダデビという、人間が登った世界で最も高い山を登った記 […]

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江戸のアルピニスト 播隆上人の槍ヶ岳開山

1.はじめに 槍ヶ岳は登山者なら誰でも一度は登ってみたいと思う、憧れの山である。私も昭和39年22歳の夏、友人と二人で登ったのが最初である。山頂は槍の如く岩が突き出ているので、現在は鎖、梯子などで安全に登れるようになって […]

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ヒマラヤを駆け抜けた男 山田 昇

1.はじめに 最近「ヒマラヤを駆け抜けた男」と言う本を読んだが、感動と涙を抑える事が出来なかった。 ヒマラヤを駆け抜けた男 この本は1989年2月、山田 昇と云うアルピニストが39歳でマッキンリーで岳友3人と散った翌年、 […]

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山岳雑誌の歴史について[戦後編]

1.はじめに 前回まで山岳雑誌の歴史について〈戦前〉の昭和19年まで書いてきた。大正時代にスタートした山岳雑誌は多くの岳人に支えられ戦後も発展をとげるが、逆に多くの雑誌は戦後の自由経済の中で販売合戦に負け消えていった。別 […]

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山の画文集について

1.はじめに 山の画文集とは山の絵と文章が一体となった本の事で、山好きな画家が著作するか、絵の上手い登山家が著作するか何れかであるが、その他文章家と画家が二人で組んで著作する場合もある。 絵はスケッチ又は淡水彩のあっさり […]

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尾瀬の自然保護と武田久吉博士

1.はじめに 尾瀬の話になると、一般的に長蔵小屋を建てた平野長蔵氏が主役になりがちである。尾瀬の素晴らしさを世に知らせ、その真価を伝え、尾瀬のダム化を防止し、又国立公園の指定、等に付いては、武田久吉博士の存在と努力に負う […]

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日本における「岩登り技術書」の歴史について

1.はじめに イギリスの湖水地方の岩場でロック、クライミングが始まり、イギリスの登山家A・F・マンメリーが1875年(明治8年)マッターホルンのツムット稜をロック、クライミング技術により初登攀し、岩登りによるバリエーショ […]

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エベレスト登頂50周年記念

1.はじめに 今年はエベレストの初登頂から50年が過ぎ、イギリスでは式典も行われた事であろう。日本では余り話題にならなかったが、エベレストのサウスコル8000mの高さからスキーで滑り降りると言う、世界に冠たる大冒険をした […]

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