歩き遍路 6日目・7日目・9日目

918日(土)6日目

洗濯と乾燥機のタイミングも慣れてきた。
ただ乾燥機は、生乾きの可能性があるので翌日そのまま着ると臭くてたまらない。

阿波国の難所と言われる鶴林寺から太龍寺、平等寺に向かう山中、スズメバチ2匹に襲われそうになり、7〜8メートル転げ落ちる。
金剛杖は、かなり高いところに落ちていた。

両手から血が垂れて、膝と肩を打ったらしいが、スズメバチのカチカチした威嚇音にビビり、更に警戒してると、満足したのか上空へ飛んで行ったのが見えた。
すかさず、ダッシュで駆け上がり金剛杖を拾い上げて、息切れしたところでうずくまる。
金剛杖に血が垂れて、肩も膝も痛いが、走れたことを考えれば、骨に異常はない。

宿について、ズボンを見たら3つも穴が空いていた。まだ1週間も過ぎて無いのに…。ただ、宿でにぎってもらった「おむすび」がすげー美味かった。

9月19日(日)7日目

平等寺の麓の旅館「山茶花」に泊まる。
道中一緒に歩いた江戸川区のH川さん43歳と共に旅館に泊まった。
更に、初日で一緒だったH田ご夫婦も同じ宿になり、昨夜は瓶ビールで乾杯した。
ただ、H田さんの奥さんが前の寺から動けなくなってて、旅館のおばちゃんが車で迎えに行くほど膝が動かなくなってたらしい。
朝、6寺半の朝食時に「熊本に帰るほかない。」とお遍路を断念せざるを得なかった。
旦那さんに抱えられて、5メートル程の食事場まで痛々しく歩いてきた。
そのまま、「世話になったね。これ。」と言って、納経札をくれた。
そのまま見送られ、23番「薬王寺」まで出発  した。前日、転げ落ちた時に右膝を痛めた様子で、屈伸運動が難しかった。無事に薬王寺の札打ちを終えた後、H川さんは、野宿体験をしてみたい。と少し先を目指すとのことで、お別れした。

16時過ぎ、ゲストハウスの『さくら庵』に泊まる。古民家を改装してるおしゃれなゲストハウスだった。

  
土間を簡易的なバーにしていたため、夕食を終えた後、オススメの泡盛をロックで呑みながら、集まってきた徳島のおっちゃん2人と女将さんとの4人で談笑していた。
女将は、3年前の39歳の時に東京を離れて、古民家でゲストハウスをやりたかった夢を叶えたらしい。おっちゃん二人は女将を誇らしげに相槌打ちながら「そうなんだよ。すげーっすよね。」って話してくる。本当に「そうだね」としか言いようがない。とても良い雰囲気の宿は、ずっと続いて欲しい。

921日(火)9日目

朝ごはんの手作りホッサンドを食い、おにぎり2つを持たされて、お遍路旅に出る。
しかし、今日はちょと特別なルートで、午後14時には、青山さんという伝説のサーファー兼ゲストハウスのオーナーが拾いにきてくれる。
そのまま、サーフィン体験地へ連れてってくれるらしい。その後は、もう一泊して、拾った場所へ届けてくれる。という至れり尽くせりのお遍路サーファープラン。
14時に20km近く歩いた先の「法海上人」が即身成仏した場所で落ち合わせる。

初のサーフィン…
楽しい…たしかに楽しいが、キムタクとか二枚目が楽しむためのスポーツという勝手な印象が壁になり、

「オレのようなイガクリ頭には似合わん」

という気分になりつつも、一発目から板に立ち上がり、波を捕まえて楽しんでました。

青山プロから、「何千キロ先から吹いた風が陸に着く前に、波を起こした。その波を成仏させるのがサーフィンです。」という言葉を聴いた。

お遍路は、深い…。

記:お遍路さん

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